りすく

世の中はリスクに満ちておりますが皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。リスクはリターンの代償なわけで、大きなリターンを得るには通常その分のリスクを負うわけです。至極当然ですが、最近はどうも事情が変わってるかもしれませぬ。

規制の緩和とか、ネットの発達によって個人がいろんな金融商品への投資機会を得ることが可能になったことに加え、みぞふの低金利時代に生きるわれわれにとりましては、リスクが限りなく低い普通預金とか定期預金とか生命保険(?)などの元本保証のある金融商品だけで資産運用をしていくことは、年金制度への信頼性や高齢者世代の我侭っぷりを考慮すると、定年後の生活すら危ぶまれる危機的状況です。逆に言えば、リターンの無いリスクの高い資産運用をしていると取れなくもないわけであります。

リスクメイトリクスという金融商品のリスクランキングをつけている会社があるようです。これが中々面白くてためになるのですが、現金を0とすると、株式ファンドは100のリスクがあって、大型株200、中型株400、小型ハイテク株600などなどリスクが高まるもののようです。具体的な最新のリストによれば、米ドルが60、ユーロが56、豪ドルが57などなど。大きくなるとリスクが高いってことです。(他はまんどくさいので割愛)

リターンを求めてリスクに手を出すことはいかがなものかと思いますが、きちんと知識を得て最善の選択を自分でしていけるのであれば、何もしないことのリスク回避の意味で良いことだと思います。金融商品の話だけではありませんが、何もしないことがリスク0な時代じゃなくなってるのは確かだなあと何かをきっかけに思った日でした。

(以下略)