ケモノ

なまものであるからには生理現象に別れを告げ永遠におさらばするという願望がかなうわけも無く、使役中にいくら美しいコードが目の前で生成され自己満足してようが、他人の作ったクソコードに憤慨しつつそれを直すことでアドレナリンを発生させてさらなる悦に浸っていようが、生理現象のために厠へ向かわざるを得ないわけで、午前中にもさささっと駆け込んだわけですが、なんだかケモノが死んだような匂いがそこらじゅうに充満していて、一度嗅いでしまうとそれが脳内いっぱいに広がってしまって、もうなんだかいたたまれない気持ちになってしまって、一日がすべて台無しになってしまうような出来事があるとすればこれが間違いなくそれであろうと認識できるぐらいの混乱はしてるのだけど生き物としてそれを察知出来るような野性的な感が自分に備わっていることにびっくりしてなんだかうれしくなったり。

ちなみに匂いが何であったかはこの際もういいとして、厠の換気扇のスイッチを真夏であるのにオフにするのはエコロジーだろうが何かの感覚が壊れているに違いない。