不正な話

どっかの国のオリンピックで金メダルもらった人がドーピング疑惑で不正扱いで世の中を騒がせてるのね。でも4年に1回のオリンピックで金とればそれはもうヒーロー扱いだし、将来もそれなりに保障されるわけですよね。ぶっちゃければ、バレたら運がなかったぐらいで、結構みんなやってるんちゃうのん?結局オリンピック開いてるところや、国、メディアがスポーツでの純粋な栄光に対して金銭を絡めてくるから歪になっているわけで、金メダルもらったら「はい、おめでとう!」で済まされない世の中である限り、聖人君主でもない一人の人間がそういった金メダルに付随する魅力に惑わされることは普通に考えると不思議ではないですよね。

はたや国内ではどっかの旅館が組織的に旅行会社のランキングをつりあげていたとか噂になっておりますが、これだってランキングが直接集客数につながるのであれば、普通に考えれば旅館はそれを吊り上げるために必死になるわけで、客に成りすまして好評価つけるなんてのも、誰もが考え付く一種のテクニックですよね。別にボランティアで旅館やってるわけじゃないし、家族を食わしていかなきゃいけないわけなんですから。井戸水温泉もまあ同じですな。

で結局何よって話ですが、僕は世の中はこういった騙しあいだと思ってて、サラリーマンとかの管理されている人たちはなかなかこういう不正をするチャンスが無いわけですが、多分自由業とか管理されてない労働形態の人たちって間違いなくこういったテクニック、悪く言えば不正をしてるに違いないと思うわけですよ。馬鹿正直にこういったニュースを聞いて「けしからん!」と言うのはたやすいですが、そういったニュースを垂れ流している側や、「うんうん、そうだねえ」と相槌をうっている隣人が、それほど真っ正直に生きているのかといえば、答えはNOであろうと。人を疑って生きていく理由はありませんけど、そういうもんなんだって認識しておくのは何かとモノを見る視点として役に立つことが多い気がしている話です。サラリーマン1年目ですでに都営住宅とかの入居基準(収入)を超えてしまう事実とか、ちょっと高い飲み屋で狂ったように切られ続ける領収書の枚数とか、奇々怪々なことは多いです。