脳内に蓄積される感覚の話

どこの会社の話だかはあまり詳細には述べないし、きっと夢の中の話でここから先は全部妄想だと思っていただきたいわけだが、エンジニア志向の高さゆえか、製品開発や技術研究以外の要素を共通系と省略し、重要視しない傾向がいつまでたっても直らない文化の愚かさは、たぶんどれほど力説しようが通じないに違いない。メリケンたちに健康と環境に悪いから肉食やめようねと言っても通じないと予想されるぐらいの感覚。

たとえば自主開発製品が売れないとか、仕事が無いとかを須らく営業に問題点があると指摘し、営業強化!営業強化!と叫ぼうがそんなんで売れるようになる確率はかなり低い。端的に述べれば営業の仕事は製品を売ることであり、どこに売りに行くかはマーケティングの仕事だ。全部営業がやる仕事じゃない。綿密なマーケの結果割り出された製品をエンジニアがつくり、営業がマーケによって割り出された顧客リストに売りに行く。これが普通の会社の三角関係なわけだが、どっかの会社はこのマーケがごっそり抜け落ちているわけだ。売れるわけがない。そして三権分立的三角形でない1on1でpeer to peerな歪な組織図はお互いが責任を擦り付け合い、責任の所在すら不明確になる危険度が高いのは社会科学系の大学生になら10分でわかる。しかしどこかの会社にはそれがわからない人が多い。わからないというか、気がついていないに等しい。ってかどれほど危険信号をならそうが、それが危険信号であると認識する能力に著しく欠けているらしい。冒頭で書いたメリケン肉食反対が達成されうる可能性を想像した結果得られる絶望感と同じものが脳内に蓄積されていく感覚(ストレスとは何か違う)はどう処理したらよいのだろう。選択肢は2つか?